新型コロナウイルス消毒センター

オゾンは元素記号でO3。酸素原子が３個結合した自然物質です。大気中にも存在し、酸素が紫外線や雷の放電で化学変化を起こして生成されます。
自然環境の中では上空約30kmのオゾン層で10～20ppm、日差しの強い海岸で0.1～0.3ppm程度、街中では0.005ppm程度のオゾンが存在しています。

主な作用には、消毒、酸化、脱臭、漂白、殺菌作用が挙げられます。特に殺菌作用については他の物質よりも優れ、大腸菌類の殺菌については塩素の約8倍、また死滅させにくいといわれているクリプトスポリジウム（病原性原虫）についても塩素の50倍以上（塩素イオンでは700～1400倍）の滅菌効果があります。

オゾンは残留性がなく高い殺菌力がありながら、二次公害の心配がありません。この特徴を活かし、上下水道の殺菌処理、医療分野や食品の殺菌、ホテル・病院・デパート・遊技場など人が集まる場所での空気殺菌・脱臭、クリーニングでの漂白・殺菌処理、薬品製造過程での滅菌処理のほか、一般住居内でも空気清浄機、トイレ脱臭、24時間風呂、洗濯機などに幅広く利用されています。
私たちの身近にあるものでは水道水、ミネラルウォーター、野菜や精肉などの食品にもオゾンが使用されています。

作業員が確認を行った後のお引き渡しになりますので、すぐにご使用可能です。

各室一定時間、1ppm程度(広さによる)のオゾンを生成し、大気中に放出します。一定の時間で消えますが、オゾン特有のにおいがしますので、においがついて困るものは置かないでください。また、無人環境での作業が基本になります。人はもちろん、ペットの退避もお願いいたします。

高濃度のオゾンガスを長時間にわたり吸入すると人体には悪影響が出ます。影響のない限度は0.1ppmを連続8時間うけた場合と言われておりますが、無人での作業で室内のオゾン濃度が十分に低下したことを確認してからのお引き渡しになりますので、影響はありません。

残存しません。オゾンは不安定な物質ですので常に分解反応を起こしています。気体のオゾンは常温で1～3時間、水中のオゾンは10～15分で消滅するとされています。また、作業後は十分に換気いたしますので､残存はほぼございません。

オゾンが10ppmを超えるような高濃度で長時間密閉された環境においては、腐食が見られることがございます。弊社の基準では1ppmで短時間のため、腐食・変色が起きた事象はございませんが、念のため貴重品などは安全な場所に退避していただくよう、お願いいたします。

新型コロナウィルス、ノロウィルス、アデノウィルス、ポリオウィルス、インフルエンザウィルス、B型・C型肝炎ウィルスなどに効果が期待できます。

黄色ブドウ球菌、緑膿菌、大腸菌、肺炎桿菌、枯草菌、結核菌、カビ菌などを除菌できるとされています。

代表的なものにタバコ、香水、線香、ゴミ、食品、体臭、ペット、トイレのにおいなどに脱臭効果があるとされています。

ゴキブリやダニ、ハエなどの害虫やネズミに対する忌避効果があると言われております。これらの害虫は集合フェロモンを生産し、糞と一緒に排出します。そしてそこに群を作る習性があります。オゾンにはその集合フェロモンを分解する作用があり、その空間に害虫が寄り付きにくくなるのです。

ゴムの木などオゾンに弱いと言われている植物もございますので、必ず安全な場所へ移動してください。

オゾンは物質に接触した時点で反応・分解されますので、食品の表面そのものには残ることなく、水中に溶解することもございません。
また厚労省の食品添加物にも指定されており、人体に影響があるようなこともございません。
一部、油揚げ等の油を多く含んだ食品には吸着、固着する場合がありますが、調理熱（40度以上）を加えた時点でほぼ分解しますので、匂いや味の変化を感じることはほぼございません。
油を含む食品や生食する可能性があるもの（ドレッシング等）は冷蔵庫に入れたり蓋やラップをする等の対策をお願いいたします。